こんにちは。
つい先日、私の小5娘が英検3級に合格しました。
その時に周りの親から、
- どうやったら小学生で英検3級合格できるの?
- おすすめのテキストの選び方はあるの?
- どういう勉強法で合格できるの?
っていう点をかなり聞かれました。
確かに、ネットを検索しても、小学生で英検3級以上を取っている人って、
- 帰国子女(シンガポールやアメリカに住んでましたー)
- 親の片方が外国人でーす
- 親が外資系企業で英語できます
なんていう家庭環境が多くて、ちょっと世界が違うわけですよ。
そういう人たちの合格体験記が参考になりますか?って話です。
その一方でうちの子は、
- 両親とも日本生まれ、日本育ち。生粋の日本人の子供。
- もちろん外国生活経験もなし
- 親二人とも一般的な日本企業(英語が得意ではない)
という、ごくごく普通の小学生です。
ただし、自信があるのは、私はIT関係の会社に勤めていて、
IT系で多数の国家資格を所有。
今回、IT資格のテキスト選びや勉強法のノウハウを子供に応用する。
という事ができるところ。
実際に、普通の小学生の子供が英検3級に合格できたのだから、実証済のノウハウとなっています。
ちなみに、こちらが合格証明書。
正真正銘、[学年・組]のところに、「小学5年」と印字されているのが分かると思います。
本題に入る前に、小学生の英検3級合格について結論を分かりやすく言うと、
- 実質的な小学生専用の英検3級用のテキストは存在するのでソレを買う
- 勉強期間は1日1時間を約3か月行いました
- ライティング問題に注意(親世代の英検3級には存在しなかった)
- 2次試験は後回しにして1次試験の突破に全振りする
です。
この記事では、英検3級の試験概要やおすすめテキストを紹介しながら、最終的におすすめの勉強法をお教えします!
英検3級の難易度と小学生の合格率とは?
まず、英検3級の難易度です。
英検3級は、「中学卒業程度」の難易度とされています。
小学生の英検3級の合格率は?
次に、小学生の英検3級の合格率について。
その合格率は、
- 一次試験:50%前後(全体でも同じくらい)
- 二次試験:90%前後(全体でも同じくらい)
とされています。
とにかく一次試験に合格できるかが肝心。
二次試験は、一次試験が終了してから一か月弱くらいの猶予があります。
なので、まずは一次試験の勉強に全振りしてしまって構いません!
二次試験は一次試験が終了してからで充分間に合います。
二次試験の合格率が高い分、一次試験の合格率の低さが際立ちますが、逆に言えば、
小学生でもその半分が合格できる
ということになります。
しっかり、対策できれば普通の小学生でも充分合格が可能なんです。
小学生には難しい?英検3級の出題範囲
つぎに、英検3級の出題範囲です。
英検3級は、「一次試験」と「二次試験」に分かれています。
一次試験:「筆記」と「リスニング」から構成
英検3級の一次試験は、筆記である「リーディング」と「ライティング」、そして「リスニング」から構成されています。
ライティングがある事に注意しましょう。
私たち親世代の英検3級には、ライティングがなかったのでしっかりケアしてあげる必要があります。
二次試験:面接から構成
実際に面接官と対面して、渡された英語カードを音読したり、面接官からの質問に答えたりします。
合格への道|小学生の英検3級の一次試験 勉強方法
まずは一次試験の対策に全振りしましょう。
出題範囲で示したとおり、英検3級の一次試験は、
- 1. リーディング
- 2. ライティング
- 3. リスニング
から構成されています。
この出題範囲に対して、
分かりやすく且つ効率的に対策できる実績のあるテキストを使用する
事が非常に大切です。
それでは1つずつ見ていきましょう!
1. リーディング対策
これはズバリ、出題範囲の単語と熟語を覚える必要があります。
リーディング対策におすすめの勉強法は、
- 1)英検3級の教科書的なテキストを利用し2周する
- 2)単語や熟語は、それ用のテキストを利用し何度も反復する
- 3)過去問を解く
です。
実際に使用したテキストは後ほどまとめて紹介します。
2. ライティング対策
ライティング対策は、配点が非常に高く、ライティングができないと不合格になるようにできています。
ライティング対策におすすめの勉強法は、
- 1)過去問を解く
です。
実はライティングには点数を伸ばすコツがあり、それは、
- 質問で聞かれたことにきっちり答える回答文を作成する
- そう思った理由を2つ書く
ことです。
これは、後ほどおすすめする過去問のライティングの回答例を見ると、懇切丁寧にかかれているのでコツがすぐにわかります。
そして、過去問を何度も行うことで、質問と回答の傾向が分かってくるので、いつのまにか得点源にすることができます。
ただし、くれぐれも、
- 質問で聞かれたことにきっちり答える回答文を作成する
- そう思った理由を2つ書く
を意識して回答を作れるようにならないとダメです。
英検公式にも、上記ができていないと減点対象となる主旨の事が書かれています。
3. リスニング対策
リスニング対策は、
- 教科書的なテキストに付いているCDやMP3データ
- 過去問に付いているCDやMP3データ
を使用します。
後ほどおすすめする、「教科書的なテキスト」と「過去問」にはCDやMP3データが付いています。
リスニングは、実際の音源を使用して、耳慣れしていくことが肝心です。
小学生の英検3級合格の為のおすすめテキスト
それでは、小学生向けの英検3級のおすすめテキストを紹介します。
このテキストで僕の娘は合格したので、実績あるテキストと言って良いと思います。
是非参考にしてください。
【学研プラス】英検3級をひとつひとつわかりやすく
これが教科書に位置する基礎固めに使用するテキストです。
うちの娘は英検4級に合格しており、まずは腕試しということで英検3級の過去問を解かせてみるとさすがにチンプンカンプンでした。
英検4級と英検3級では、レベルにかなりの差があるので、とりわけ小学生でもわかりやすいテキスト選びに専念しました。
そこで、やっと巡りあったのが、こちらのテキストです。
書体が可愛く、イラストも豊富で、その構成は、
「小学生向けに専用で作られているのではないか?」
と思うくらいです。
小学生が英検3級を受けるなら、まずはコレを買っておきましょう!
リスニングの耳慣れにも使えるCDが付いています。
【旺文社】英検3級 文で覚える単熟語
英検3級の出題範囲となっている単語と熟語がまとまっているのが特徴です。
上の写真のように、左ページに英文と日本語訳、右ページに単語と分かれていて見やすいです。
文章の日本語訳を見ながら、意味を関係づけて覚えられるのがこのテキストの特徴です。
【旺文社】英検3級過去6回全問題集
英検3級の王道に位置する、旺文社の過去6回の過去問ですね。
とにかく、回答の解説が非常に丁寧で分かりやすいのが特徴ですね。
正解してても間違っていても、解説を理解するのがめちゃくちゃ重要です。
そして、この過去問には音声が付いているのもおすすめする理由の1つです。
「英語の友」という学習アプリが付いているので、スマホで簡単にリスニング対策ができるのです。
小学生での英検3級の合格には必携の問題集です。
【重要】積極的にノートを作ろう!
漠然と勉強していても、理解度が上がらないので、必ずノートを作ることをおすすめします。
特に、過去問で何度も間違えてしまうところは、ノートに書き写すと良いです。
まとめ:正しく勉強すれば小学生でも英検3級は合格可能
それでは今日のまとめ!
- 教科書的なおすすめテキストは「英検3級をひとつひとつわかりやすく」で決まり
- 過去問は「英検3級過去6回全問題集」で決まり
- ライティングの勉強はしっかり行う(お父さん・お母さんの時代にはなかった問題)
ということで、実績のあるテキスト選びをしてあげてくださいね!