スバルの代名詞といえば、EyeSight(アイサイト)です。
僕はこの機能が欲しいからスバル車を選択したと言っても過言ではありません。
さて、このアイサイトの機能ですが、
「自動ブレーキ」だけと思ってません?
だとしたら、めちゃくちゃ残念です。
そうなんです。実は、アイサイトって自動ブレーキだけじゃないんです。
今日は、アイサイト(Ver3)の全機能を紹介していきたいと思います。
初めてアイサイト付きの車を購入した人にはぜひチェックしてもらいたい内容です。
こんなにあるの!?アイサイトの全機能に驚く!
僕自身、アイサイトの全機能を表にまとめてみて改めて驚きました。
まさかこんなにたくさんの機能があるとは…。
下の表がアイサイトの全機能なんですが、表の項目数は10項目におよびました。
ちなみに、項番2の”ツーリングアシスト”は、
- 1)全車速追従機能付クルーズコントロール
- 2)車線中央維持・先行車追従操舵機能
の2機能から構成されているので、実質は11機能が備わっている事になります。
■アイサイト(Ver3)全機能
No | 機能名 |
1 | プリクラッシュブレーキ |
2 | ツーリングアシスト 1)全車速追従機能付クルーズコントロール 2)車線中央維持・先行車追従操舵機能 |
3 | 車線逸脱抑制機能 |
4 | AT誤発進抑制制御 |
5 | AT誤後進抑制制御 |
6 | 車線逸脱警報 |
7 | ふらつき警報 |
8 | 先行車発信お知らせ |
9 | 定速クルーズコントロール |
10 | RAB(後退自動ブレーキシステム) |
それでは各機能をひとつずつ説明していきたいと思います。
1.プリクラッシュブレーキ
プリクラッシュブレーキは、世間的に「自動ブレーキ」として知られているアイサイトのコア機能です。
スバルにきた車に詳しくないお客さんが、「アイサイトください」と言って、機能を買おうとしたのは有名な話。
実は僕自身も、今回スバル車を購入するまでは、アイサイトと聞いて思い浮かぶ機能はこの機能だけでした。
この機能は、言わずもがな、前の車に追突しそうな時に、警告音や急ブレーキをかけて衝突を回避するものです。
夜はちょっと苦手
アイサイトはちゃんと歩行者を歩行者として認識することを知ってましたか?
アイサイトにとっての歩行者は、大きさが1m~2mであること、その他、動き、頭部、両肩の輪郭が明瞭である時に認識します。
夜や暗いところは、歩行者認識ができない場合があるので、運転中の注意はやはり必要です。
2.ツーリングアシスト
次に紹介したいのはツーリングアシスト。
こちらの機能もやっとメジャーになってきました。
ツーリングアシストというのは、高速道路などで、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動でアシストしてくれる機能です。
ツーリングアシストは、下記2つの機能から成り立っています。
- 1)全車速追従機能付クルーズコントロール
- 2)車線中央維持・先行車追従操舵機能
1)全車速追従機能付クルーズコントロールとは?
全車速追従機能付クルーズコントロールは、要するに「アクセル・ブレーキ」の制御機能で、アイサイトクルーズコントロールの基本となる機能です。
分かりやすくいうと、前の車の後ろについて走り、前の車が減速すれば自動で減速し、前の車が停止すれば自動で停止する機能です。
【ワンポイント】使い方
ハンドルのクルーズスイッチでON/OFFします。
2)車線中央維持・先行車追従操舵機能とは?
車線中央維持・先行車追従操舵機能というのは、要するに「ハンドル」の制御機能です。
2つの言葉が合体しているので1つずつ見ていきましょう。
まず、「車線中央維持機能」というのは、車線内の中央付近を維持するようハンドル操作を行ってくれる機能です。
そして、「先行車追従操舵機能」というのが、先行車に追従したハンドル操作アシストを行ってくれる機能です。
「車線中央維持」と「先行車追従操舵機能」が一緒に機能することで、車線と先行車の両方を認識し、前に走っている車を安全に追いかけてくれるわけです。
【ワンポイント】使い方
全車追従機能付きクルーズコントロールをセットした状態で、ハンドルの「レーンキープスイッチ」でON/OFFします。
ツーリングアシスト機能は2つの機能の併せ技だ
ということで、ツーリングアシスト機能というのは、下記2つの両方の機能が働くことで、安全に前の車を追いかけてくれるわけです。
すごいぜスバル。
構成している機能名 | 制御ターゲット | |
ツーリングアシスト | 1)全車速追従機能付クルーズコントロール | アクセル、ブレーキ |
2)車線中央維持・先行車追従操舵機能 | ハンドル |
下記イメージ図も分かりやすいです。(スバル公式サイトより)
3.車線逸脱抑制機能
車線逸脱抑制機能は、カメラが両側の区画線を認識し車線からはみだしそうになったらハンドル操作をアシストしてくれる機能です。
「車線中央維持機能」と「車線逸脱抑制機能」の違いとは?
先ほど紹介した「車線中央維持機能」と、今紹介している「車線逸脱抑制機能」はよく混同されがちです。
その違いはどこにあるのでしょうか?
機能のONはどちらも「レーンキープスイッチ」で行う
実は、どちらの機能もONにする時はハンドルにあるレーンキープスイッチで行います。
それを踏まえ、僕は、両機能の大きな違いを「機能が有効化できる条件」と「ハンドル操作のアシスト時間」の2つと考えています。
1つめの違い:機能が有効化できる条件の違い
まず、1つめの両機能の大きな違いとしては、機能を有効化できる条件が違います。
「車線中央維持機能」は、クルーズコントロール中(クルーズスイッチON状態)にレーンキープスイッチをONにすることで有効化されます。
一方の、「車線逸脱抑制機能」は、クルーズスイッチがOFF状態で、レーンキープスイッチをONにすることで有効化されます。
2つめの違い:ハンドル操作をアシストし続けてくれる時間の違い
次に、2つめの両機能の大きな違いとしては、ハンドル操作をアシストし続けてくれる時間が違います。
「車線中央維持機能」は、両側の車線を認識し、車線内の中央付近を継続して走り続けることができるようハンドル操作をアシストし続けてくれます。つまり、長時間にわたったアシストです。
一方の「車線逸脱抑制機能」は、車線からはみ出したそうになった時にのみハンドルアシストしてくれる機能です。これは、割りと短い時間であるスポット的なアシストにとどまります。
車線逸脱抑制機能をONにした後、全車追従機能付クルーズコントロールをセットすると、車線逸脱抑制機能から車線中央維持・先行車追従操舵機能に切り替わります。
4.AT誤発進抑制制御
AT誤発進抑制制御は、停車中からのペダルの踏み間違い等による急発信を抑止する機能です。
【ワンポイント】OFFにする方法
AT誤発進抑制制御機能は初期設定でONになっています。
もしAT誤発進抑制制御機能をOFFにするときは、プリクラッシュブレーキOFFスイッチを長押しします。
プリクラッシュブレーキOFFスイッチを有効にすると、同時にプリクラッシュブレーキとAT誤後進抑制制御もOFFになります。
5.AT誤後進抑制制御
AT誤後進抑制制御は、バック時の踏み間違え等による急アクセル時の飛び出しを防ぐ速度リミッター機能です。
AT誤後進抑制制御はステレオカメラの物体認識を使用した制御ではありません。後方障害物の有無は制御に関係しません
6.車線逸脱警報
車線逸脱警報は、自車速が40km/h以上のときに、車線からはみだしそうになると、ブザー(ピピピッ)が鳴り、マルチインフォメーションディスプレイに割り込み画面を表示します。
7.ふらつき警報
ふらつき警報は、居眠りやよそ見等にありがちな、ふらつき走行を認識し注意をしてくれる機能です。ふらつき警報が作動するとブザー(ピピピッ)が鳴り、マルチインフォメーションディスプレイに割り込み画面を表示します。
車速が60km/hを超えると作動可能になります。車速が約40km/hを下回ると作動が停止します。
【ワンポイント】OFFにする方法
ふらつき警報は初期設定ではONになっています。
もしふらつき警報をOFFにするときは、車線逸脱警報OFFスイッチを長押しします。
ふらつき警報をOFFにすると、車線逸脱警報もOFFになります。
8.先行車発信お知らせ
先行車発信お知らせは、信号待ち等で前の車がスタートしたにも関わらず、自車が気づかず発進していない時に、ブザー(ポピッ)とディスプレイ表示でお知らせします。
9.定速クルーズコントロール
定速クルーズコントロールは、運転者が設定した車速を保ちながら、一定の速度で走行する機能です。
定速クルーズコントロールは、先行車との車間距離を保つ追従走行を行いません。先行車との車間距離、周囲の状況に応じてブレーキペダルを踏んで減速するなどして車間距離を確保する必要があります。
※あまり使わない機能なので詳細は割愛します
10.RAB(後退時自動ブレーキシステム)
RABは、”Reverse Automatic Braking”の略で、意味は”後退時自動ブレーキ”です。
バックするときに障害物や壁をリヤバンパーのセンサーが感知すると、ブザーとディスプレイで知らせてくれ、必要に応じて自動ブレーキもかけてくれます。
まとめ:アイサイトの豊富な機能
それでは今日のまとめ。
- アイサイトは自動ブレーキだけじゃなくて11機能もあった
- コア機能はプリクラッシュブレーキ、ツーリングアシスト、RABの3つ
- アイサイトのカメラ認識は夜がちょっと苦手
アイサイトはスバルの基幹技術です。
せっかくアイサイト付きの車を買ったんですから、アイサイトの機能を理解して余すところなく使い倒しましょう。
こんばんは。納車から1週間たちました。
アイサイトの機能、本当すごいですよね。大通りを走っていると、つい前の車をロックオンしたくなります(笑)
街中ではどうすれば燃費が良くなるかを試しながら走るのも楽しいですね。
本日初めて高速道路に乗りました。前車SF系が240馬力ターボだったのでパワー不足を感じるかと思いましたがとてもトルクフルで、合流もなんなくできて運転しやすかったです。これがSGPの効果なんでしょうね
あと、いろんな方がYouTubeに動画をアップしてくれているので、フォレスターの各種設定の参考にさせてもらっています。
まだまだ私も奥さんも「ならし運転中」ですが、本当に運転するのが楽しいです。
ストライクルージュさん
こちらにもコメントありがとうございます!
奥様も運転を楽しくさせるSKフォレスター、恐るべし!
そうなんです。
僕の前車であるBH5も200馬力超えのターボ車だったのですが、SKには全然パワー不足を感じませんでした。
ちなみに合流の際は、「S」モードにするとエンジン回転数があがりかなりトルクフルです。
まだお試しでなければ是非!
>フォレスターの各種設定の参考
ちなみに、どういった設定を参考になさっていますか?
ブログの内容に参考にさせていただければと思います。
ちなみに、ストライクルージュさんのフォレスターは、Advanceでしたでしょうか?
私もAdvanceですよ。
私が特に参考になったなと思うのは以下の2点です。
①クルーズコントロールの加速レベルをコンフォートに。これでACCの時の加速がスムーズになりました。
②車両のオートドアロック・アンロックをPでアンロックに。これで乗り降りの流れがよくなりました。
おまけで誕生日設定もしましたが家族がまだ誰も誕生日を迎えていないので、どんな感じになるのか楽しみです。
②のアンロックは私のも「P」レンジでそうなっています。
これは確かに、導線が良いですよ!
①は実施していないので、ちょっと検討してみようと思います。
そういえば、ストライクルージュさんのフォレスターのBピラーの素材って対策品になっていますでしょうか?
新型フォレスターのBピラーは、実はシートベルトのバックルで傷つきやすいのですが、対策品が出たので先日交換してきたのです。
B型が対策品で出荷されているのであれば良いのですが、もしも傷がついてきたら一度ディーラーに相談してみると良いと思いますよ。
(見た目ではちょっと分かりにくいかも)
詳細はこちらの記事を
↓
https://uplife55.com/bpillar/
私もAdvanceですよ。
私が設定してよかったなと思ったのは以下の2つです。
①クルーズコントロールの加速レベルをコンフォートに変更。標準より一段階下げた形ですが、とてもスムーズな乗り心地になりました。
②オートドアロック・アンロックをパーキングでアンロックに変更、これで乗り降りの流れがスムーズになりました。
ちなみに家族の誕生日設定もしたのですが、まだ誰も誕生日が来ていないので、どんな画面表示になるか楽しみにしています。
二重登録してしまって申し訳ありません。削除しておいてください。
Bピラー対策、今度、ディーラーに確認してみます。今のところ目立ったキズは無いように見えます。