こんにちは。
僕は息子の卒園式でスケッチブックリレーを企画し、実行しました。
インターネットで調べても、スケッチブックリレーの具体的な手順や流れが参考になるサイトはゼロで、非常に苦労しました。
実は、僕は仕事で割と大きめのプロジェクトを受け持つことが多く、その経験を活かして段取りよく進めることができ大成功を収めることができました。
これから、スケッチブックリレーを実行する人の役に立てばと思い、記事化することにしました。
これでOK!スケッチブックリレー制作の全工程
それでは、いきなり本題ですが、スケッチブックリレーの企画から上映までの全工程をフローに起こしてみました。
これで、全体の流れをつかみましょう。
それでは、いち工程ずつ見ていきましょう。
1.目的の明確化
まずは、スケッチブックリレームービーを制作・上映をするにあたり、目的を明確化します。
これは非常に重要。
重要な理由は、「4.資料作成」で作成する資料内で一番最初の「主旨(目的)」のところでも謳っていますし、「7.制作」の動画コンセプトにもなるからです。
僕の場合は、下記のように定義しました。
「スケッチブックリレーのムービーを制作し、園、先生たちに感謝を伝える」
2.課題の整理
スケッチブックリレーのムービーを実行するにあたり、どういうことが課題になるか書き出します。
解決できそうにない課題があった場合は、残念ながら実行を諦める他ないからです。
僕の場合は下記の課題がありました。
(初めてだったので結構多いです)
1)スケッチブックをいち家庭ずつ回していったらどう考えても上映に間に合わない
2)上映場所をどうするか ※コロナ禍なので例年どおりの謝恩会や茶話会がない。
3)各家庭で撮影し動画の収集方法をどうするか
4)制作は専用ソフトを使用すべきか
5)メディア配布はするべきか。するとしたらDVDかBlu-rayか。
アイデアを絞り出し、すべて解決できると判断しました。
1)スケッチブックをいち家庭ずつ回していったらどう考えても上映日に間に合わない
→スケッチブックを4冊購入。24家庭を4グループに分けて、並行して進めることにしました。
2)上映場所をどうするか ※コロナ禍なので例年どおりの謝恩会や茶話会がない。
→卒園式の場を借りるしかない!園長先生に早々に許可をいただく。コロナ禍につき園側も短縮卒園式を想定していたので、段取りよい上映をお願いされました。
3)各家庭で撮影した動画の収集方法をどうするか
→USBによる園の下駄箱渡しなども考えたが、効率も重視し「Gigafile便」というクラウドシステムを使用してデータを受け渡すことにしました。
4)制作は専用の有料ソフトを使用すべきか
→これは専用の有料ソフト一択。
5)メディア配布はするべきか。するとしたらDVDかBlu-rayか。
→Youtubeでの限定公開を基本路線としました。別途、各家庭の希望者へはBlu-rayで配布。(結果的に24家庭中23家庭が希望)
そして、担任の先生と園長先生へは、記念品としてBlu-rayをお渡しする。
スケッチブックリレーを円滑に進めるには、情報共有が超重要。
キーマンはやっぱり園児のお母さんたち。
なので、お母さんたちで構成されたLINEグループは絶対必須です。
今後の私(父)からの指示や依頼は、このLINEグループを使用し、妻経由で依頼しました。
3.実行確認
当然ですが、実行には各家庭の子供たち(実質はお母さんたち)の協力が必然。
「2.課題の整理」で、実行可能と判断できたので、LINEグループを使用し、妻から「実行しますからよろしくお願いします」と一言伝えてもらいました。
その際に、いち家庭の負担額として、「200円~300円の協力」をあらかじめ伝えておくとあとあとトラブルになりません。
4.資料の作成
ここは1つの山です。
効率的に24家族にスケッチブックリレーの指示を伝える為に、資料を作成しました。
内容は大きく分けて3つ。
1つめが、「スケッチブックリレー制作にあたって」という全体概要が把握できる資料。
2つめが、「【別紙1】リレーの順番・渡し方」という、子供たちの実名を入れたリレーの順番や渡し方を細かく記載した資料。
3つめが、「【別紙2】動画の送付方法」という、撮影した動画の送付方法を記載した資料です。内容的には、Gigafile便の使い方手順書です。
資料に起こすのが本当に大変でした。
なので、骨子だけ作って、詳細はWeb会議で説明するというのもアリです。
実は、当初私はそう考えて妻にWeb会議の場をセッティングしてもらおうと思ったのですが、何らかの理由で無理なお母さんがいらっしゃいまして、結局資料をゴリゴリに仕上げました。
5.スケッチブックの購入
スケッチブックリレーで使用するスケッチブックを購入します。
サイズが小さいと、メッセージ性が弱くなり全体的にしょぼくなります。
大きさは、270mm x 380mmの八つ切り厚口サイズが良いです。
また、子供たちが扱うので、表紙、裏表紙ともに厚手のボール紙が使用してある作りが頑丈なスケッチブックが良いです。
私はこのスケッチブックを採用しベストでした。
同じものがない場合は、類似のものを探してみてください。
購入したら、スケッチブックリレーの始まりである「表紙」を妻のほうに書いてもらいました。
イラストが得意なお母さんがいれば、その人にお願いするのもよいと思います。
6.素材の提供(各家庭によるご協力)
前述のとおり、期間短縮を図る為に、スケッチブックを4冊購入して、24家庭を4グループに分けて、並行して進めました。
各家庭では、前の家からスケッチブックが回ってきたら、速やかにメッセージを書いてスマホで動画撮影する流れです。
撮影した動画は、スマホからギガファイル便で送ってもらいました。
なお、予備素材(動画制作時に尺が余った時用)として、
- スケッチブックを持ってポーズを決めた写真
- 1歳前後の時の写真
も送ってもらいました。
スケジュールの組み方としては、1家庭3日~4日間くらいで組みました。
撮り直しはさせたか?
事前に、「心配な人は次の家に回す前に動画を送って貰えればチェックしますよ」と伝えていたこともあり、約半数くらいはチェックの依頼がありました。
「チェックお願いします!」という前提で送ってきてくれるので、割と気兼ねなく撮り直しは依頼しました(笑)
全体的に協力的なお母さんたちで、本当に助かりました。
7.制作
素材が集まってきたら、いよいよ動画制作に取り掛かります。
制作ソフトは、有料のものを使わないと時間的にもクオリティ的にも厳しいです。
もし何を買ったらよいか分からない人は、CyberLink社のPowerDirectorがおすすめです。
簡単にプロ並みの動画が作成できます。
そして安い!
⇒公式サイトで PowerDirector 19 の詳細を見るあと、ムービー制作で大切なのは曲選びですね。
卒園ムービーやスケッチブックリレーのおすすめ曲はこちらにまとめているので参考にしてみてください。
8.本番上映
ついに本番上映ですね。
本番上映で事前に確保するものは、
- パソコン
- 外付けスピーカー
- プロジェクター、HDMIケーブル
- 電源延長コード
- スクリーン
です。
ちなみに、スクリーン以外は自前で調達しました。
スクリーンについては、園に自立式の大きいやつがあったので貸与いただきました。
もし、スクリーンが借りられない場合は、白い模造紙×2枚を並びでくっつけて代用しましょう。
何度か、これで上映したことがありますが問題なかったですね。
ムービー上映のタイミングとしては、卒園式がおわった後の、サプライズとして上映しました。
担任の先生や他の先生方はびっくりしてましたね。(狙い通り)
各家庭で書いたスケッチブックはどうした?
各家庭で書いたスケッチブックは思い思いのメッセージや絵があり、非常に思い出深く、どれも素晴らしい出来栄えでした。
なので、4冊のスケッチブックを解体し、1冊のスケッチブックに仕立てて、もともとついてたボール紙に装飾やタイトルを施して、担任の先生に贈呈することにしました。
こちらもめちゃくちゃ喜んでいましたね。
9.メディア配布(動画の配布方法)
卒園式での上映が終わったら、その日の夜に事前にYoutubeにアップロードしておいたムービーのURLを保護者の方々にLINEで送りました。
とんでもない反響でした。
そして、別途メディア配布の準備です。
メディア配布は上映日当日に渡す方法もありますが、私は記念の為に、上映中の先生や保護者たちの表情を捉えた当日映像もメディアに入れたかったので、後日配布としました。
容量や画質を考えて、DVDではなくBlu-rayで作成しました。
ちなみに、Blu-rayは希望制としました。
でも、24家族中、23家族の希望がありほぼ全てですね(笑)
あとは、プラスして、担任の先生と園長先生へお渡ししました。
メディアへのラベル印刷もしっかり作ったので、なかなか大変でした。
紹介した動画作成ソフトのPowerDirectorはBlu-ray作成もできるので、本当にありがたいです。
ぜひおすすめします。
⇒公式サイトで PowerDirector 19 の詳細を見る他に、ひとつ捻ったのは、園全体の先生たちにYoutubeのURLをどうやって渡すかどうか。
多数いる先生ひとりひとりからはLINEを聞くのは現実的には不可能でしょう。<
そこで、卒園ポストカードを別途作成しそこにYoutubeのURLのQRコードを印刷し園に寄贈しました。
先生方はQRを読めば、簡単にYoutubeへアクセス。時代は令和ですからね。
まとめ:24家族が一体になった最高の「作品」に
それでは今日のまとめ!
スケッチブックリレーは企画から実行までに大変でしたが、出来栄えは非常に感動モノでした。
当サイトの情報を参考にして、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか!